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山王ドームクリニック

子宮筋腫について

育ち方とできる場所は?

子宮筋腫はまわりの筋肉と少し性格が違うため、まわりの筋肉に締め付けられるような形で育っていきます。そのため、球状となり、細胞も渦巻き状に走ります。また、この球状の筋腫がまわりの筋肉に押しつけられて場所を移動するため、育つ場所もさまざまです。その中で、筋腫が子宮の筋肉の中に埋まっているようなものを、筋層内筋腫、子宮の筋肉の外側(ショウ膜)に突きだしてくるものをショウ膜下筋腫、内側の子宮内膜(粘膜)に突きだしてくるものを粘膜下筋腫とよんでいます。

どんな病気?

子宮は赤ちゃんを育て分娩するときに重要な役割をはたす大切な臓器です。ニワトリの卵位の大きさで、胃や腸と同じように、伸び縮みできる筋肉(平滑筋)でできています。この子宮の平滑筋のなかに、少し性格が違った平滑筋のコブのような塊ができると、これを子宮筋腫とよんでいます。
子宮筋腫は、月経がはじまる前の若い女性にはほとんど発生しないこと、閉経になると筋腫も多少小さくなることから、その発育には、月経をおこす卵巣ホルモンが深く関係していると考えられています。

子宮筋腫の症状

子宮筋腫の症状でもっとも多いのは、月経の変化です。
1.月経困難症 生理痛がつよくなる
2.過多月経 生理の出血が多くなる
3.頻発月経 生理の周期が短くなる
以上のような症状が現れることが多いようです。その他に、下腹痛、腰痛、頻尿、便秘などの症状がみられることもあります。
月経の量が増えると、当然のこととして貧血になります。めまいがするとか、階段の昇り降りで動悸がするような場合は要注意です。

子宮筋腫を根本的になおす方法は手術しかありません。
しかし、筋腫があっても必ずしも手術が必要とはかぎりません。


”子宮筋腫”という病気はよくある病気です。ある年齢以上の日本女性の5人に1人は持っているという統計もあるほどです。子宮筋腫と診断されると、すぐに手術と考えられがちですが、手術が必要なケースはそれほど多くはありません。では、どのような場合手術が必要となるのでしょうか。
子宮筋腫というと、一つの子宮に一つのこぶができる、と思われる方が多いようですが、実際には複数の筋腫がいくつかの場所にできることにより、子宮全体が大きくなってくることが多いようです。通常ニワトリの卵程度の大きさである子宮が手拳大(握り拳)より以上の大きさになっているような場合、手術による治療が必要となる可能性が高くなります。また、小さな筋腫でも症状が強くでるような場合、つまり、生理の時の出血が多く、貧血をくり返すようなときも、手術の適応と考えられることがあります。
この、症状と筋腫の大きさは、必ずしも一致するものではありません。前述の”ショウ膜下筋腫”のようなケースでは、かなり大きなものであっても、月経時の不快な症状はそれほどつよくありません。逆に、”粘膜下筋腫”のようなものでは、かなり、小さくても、症状は強くでるようです。筋腫がさほど大きなものでなく、強い症状もないようであればすぐに手術が必要ではありません。ただし、生理を起こすホルモンの影響で大きくなってくることがありますから、閉経前の方では、定期的に検診を受けることが必要です。

子宮筋腫の治療方法

子宮筋腫の治療には、手術療法あるいは、手術療法と薬物療法の併用療法があります。患者さんの症状の程度や筋腫の大きさに応じて、治療法は選択されます

手術療法

子宮全摘術 赤ちゃんがもう必要でない方は、子宮全体を取り除く子宮全摘術という方法があります。病気の再発はありません。おなかを切って手術する、腹式手術とおなかを切らないで、膣の方から手術する膣式手術の二通りの方法があります。筋腫の大きさ、癒着の有無等により、選択されます。
筋腫核出術 赤ちゃんをこれからも望まれる方には、筋腫核だけを取り除いてしまう筋腫核出術を選択します。将来再発の可能性があります。

薬物療法

手術までの期間、薬で月経を止め、過多月経、下腹痛、腰痛、貧血等の症状を改善させ、筋腫を多少縮小させ手術をより安全にすすめることができます。ただし、薬だけで筋腫を完全に消失させてしまうことはできないと考えられています。

薬物(ブセレリン)療法について

月経を調節するホルモンようの物質を鼻から吸入します。閉経時に近い状態をつくり、一時的に月経を止めて筋腫による過多月経や貧血・下腹痛・腰痛などの症状を改善させます。閉経が近いような方の場合、このような方法で筋腫による症状をおさえ、閉経を待つような治療法を行うこともあります。また、この薬は子宮内膜症の治療薬としても使用されます。